3CX導入イメージ ~オンプレ編~

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今回は実際にオフィスへ3CXを導入する際にどんな機器が必要になるか、ということについてお話ししたいと思います。

まずタイトルにある「オンプレ」ですが、3CXサーバをオフィスに置いて使うことを指します。導入する規模にもよりますが手のひらサイズのミニPC機器からラックに格納するサーバをオフィスに用意して利用します。

全体のイメージとしては次の通りです。導入する機器は名称に下線が引かれています。

また今回の構成は以下を想定しております。
・電話回線はINS64
・一部アナログ電話機およびFAX(複合機 )を利用
・ネットワークはVlanを利用しPCと電話機で分ける
・各席のスイッチはPoE給電対応のスイッチを導入済み

それぞれの機器にスポットを当てて説明していきます。


●サーバ

サーバは規模によってサイズとスペックが異なります。図ではピノー製ミニPCとなっていますがHPE製のタワーサーバ(デスクトップPCサイズ)を導入することもあります。

またお客様環境にあらかじめVMware vSphereなど仮想環境があればそちらにインストールすることも可能です。

●VoIP Gateway

INS64回線(アナログ)をデジタルに変換し、3CXで利用できるようにするために
設置します。弊社ではYeastar製ゲートウェイを導入することが主になっています。

Yeastarゲートウェイの商品詳細


ひかり電話の場合も同様のゲートウェイ機器が必要です。

●IP Phone

ネットワーク接続には既存のスイッチを利用する想定です。PoE給電対応のスイッチであれば電源供給用のACアダプタは不要になります。

弊社で用意させていただく電話機はVOPTechもしくはFanvil製の電話機になります。3CX導入以前に使っていたIP Phoneを利用したい場合は事前にご相談ください。

弊社が取り扱っているVOPTECH IP電話機一覧

また図では言及しておりませんがWiFi Phoneもございますので必要に応じてお問い合わせください。

●ATA

ATAとはAnalog Telephone Adaptorの略でアナログとデジタルを変換するために利用します。所謂家電話などで使われるRJ9/11のジャックを必要とする機器をデジタルに変換します。

アナログ線を敷設済みであればアナログ線を収容しているパッチパネルからATAに接続先を変更することで3CXでも継続してアナログ電話を利用することが可能です。

ただし3CXが備える機能を100%活かすために基本的にはIP Phoneへの置き換えをお勧めいたします。

また複合機との接続にもATAを利用します。

ネットワーク設定について

この構成でお客様にて考慮が必要なのは主にネットワーク設定に関わる部分になります.

・電話用NWの用意、DHCPサーバ機能の用意
・音声通信安定化のためのQoS設定(可能であれば)
・外部から3CXアプリを利用する想定があればFirewall設定

弊社ではPBXの導入だけではなく音声NWの構築に関してもお手伝いできます。
また「こういう機器を使いたい」ということがあれば営業あてにご相談ください。

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